メールマガジン「ベトナム株情報」
VOL.225
2013.05.21

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CONTENTS

01. ホーチミン証取とハノイ証取、ラオス証取と包括的業務協力協定を締結
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
特集（2013年05月13日～2013年05月19日）
03. 噂のうわさ話
　ドンフーゴム[DPR]
04. サイゴン・街角風景　　
　「魔法のチョーク」

01. ホーチミン証取とハノイ証取、ラオス証取と包括的業務協力協定を締結

ホーチミン証券取引所(HOSE)及びハノイ証券取引所(HNX)は10日、ラオス証券取引所(LSX)との間で、
包括的な業務協力協定(MOU)を締結した。10日付ベトストックが報じた。

締結式には、ラオス国家証券委員会(SECO)の高官であるVatthana Dalaloy氏、
ベトナムのチャン・スアン・ハー財政次官、国家証券委員会(SSC)のブー・バン会長などが出席した。

今回のMOU締結により、今後3者は証券商品及び取引システムの開発、
情報交換などで協力関係を強化していくという。

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02. 週間☆アクセス数上位ランキング！

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ホアン･アイン･ザーライの海外ゴム植樹案件、英NGOが土地使用に関する法律違反を指摘
[2013/05/15 13:02 JST更新新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130514062821.html

英国の非営利組織（NGO）であるグローバル•ウィットネスによると、ホアン・アイン・ザーライ[HAG]傘下の
ホアン・アイン・ザーライ住宅開発建設株式会社(HAGL)及びベトナムゴム工業グループ(VRG)が
ラオス及びカンボジアで展開しているゴム植樹案件について、法律で規定された制限面積を
上回っていると指摘した。13日付ベトストックが報じた。

カンボジアでは1社が開発できる面積は最大1万ヘクタールと規定されているが、HAGL及び
関連会社はこれまでに4万7370ヘクタール、VRG及び関連会社は16万1344ヘクタールを
開発している。また、同NGOは、世界銀行（WB）グループの国際金融公社(IFC)及びドイツ銀行の
上記2社に対する融資についても環境保全協定に違反すると指摘している。IFCは、HAGLの
株式5％を保有するファンドに1495万ドル（約15億2500万円）、ドイツ銀行はVRG傘下の
ドンフーゴム[DPR]株式340万株（450万ドル（約4億5900万円））相当を保有している。

グローバル•ウィットネスはラオス及びカンボジア政府に対し、HAGLやVRGなどが
展開する事業への監査･管理を徹底化するよう要求している。また同機関は、IFC及び
ドイツ銀行に対し、今後6か月以内にHAGLとVRGが改善に向けて何の動きも見せなければ、
投入した資金を引き揚げるべきと述べた。なお、グローバル•ウィットネスは、国際的企業の
汚職・不正の情報を収集する国際組織である。

2 位 ミンフー水産グループが上場廃止を決定－海外パートナーに新株発行のため
[2013/05/13 14:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130513011000.html

ミンフー水産グループ[MPC]は2013年の定時株主総会で、上場廃止計画を発表した。
9日付カフェエフが報じた。

同社が2007年にホーチミン証券取引所(HSX)への上場を果たした際、レー・バン・クアン会長は、
新工場に投資するための資金を調達し、事業の大幅拡大を目標を掲げた。しかし、上場から現在までに
既に6年が経過したものの、資金調達に苦戦を強いられているせいで計画に進捗が見られない。

クアン会長は、「日本は当社にとって2番目に大きな輸出先であり、
日本政府が昨年末から異例の金融緩和や景気刺激策を強化したことを受けて日本円は米ドルに対して
▲20％も下落した。日本のエビ輸入業者は、米ドルでベトナムからエビを輸入し、日本国内での販売を通して
日本円を獲得している。エビ生産コストの増加に加え、円安により日本国内で販売される輸入エビの価格は
前年比約+40％上昇しているため、当社の日本向けエビ輸出が伸び悩んでいる」と嘆息している。

MPCは昨年、3000万株の新株を発行すべく、海外企業15社と交渉を進めた。取引株価5万9000ドンを
提示した日系企業もあったが、MPCは取引株価5万ドンの提示であるものの、同業者であり、
MPCの事業拡張を支援するとしたタイのCharoen Pokpand Foods (CPフード)を選定した。

現在、問題とされているのは、MPCの直近3年間における取引株価が2万5000～3万ドンとなっており、
CPフードが提示した取引株価の約半分に過ぎないことである。現行規定では、上場企業が
第三者割り当てにより新株を発行する場合、取引所での取引価格と大きな開きがある価格で
新株発行することは出来ないことになっている。

クアン会長は、上記のことから今回の上場廃止を決定したと述べた。これにより、CPフードに
新株発行する上での障害がなくなる。CPフードに新株を発行することで、1兆5000億ドン
(約72億8200万円の資金を調達出来る見通しだという。この資金は負債の返済に振り当てられ、
MPCのキャッシュフローが大きく改善されることが期待されている。

3 位 サコムバンク、差し押さえたタイン元会長保有のSTB株式を売却し債権を回収
[2013/05/13 13:59 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130513013424.html

サコムバンク[STB]のファム・ヒュー・フー会長は10日、同行の元会長であるダン・バン・タイン氏が
保有していたSTB株7500万株以上を売却したことを正式に発表した。11日付カフェエフが報じた。

フー会長は、タイン元会長に対する債権を回収するために、株式売却を行ったとコメントしている。

これに先立ちSTBは今年4月初め、タイン元会長一族に関連する企業各社への債権約1兆6000億ドン
(約78億円)を回収すべく、債権額に相当するSTB株式（タイン元会長及び息子のダン・ホン・アイン元副会長が
保有）約7984万株(保有率：7.4％)を差し押さえる方針を明らかにした。

フー会長によると、2012年末時点でタイン元会長一族の関連会社に対する債権は推定で4兆～5兆ドン
(約194億～243億円)に上っており、全て流動資産に分類されていたが、査定の結果、このうち1兆6000億ドン
(約78億円)が社内規定違反による融資と判断されたため、株式差し押さえを決定したという。

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03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・ ドンフーゴム[DPR]の巻！

(2012年05月21日発行ベトナム株通信第1958号)
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■■■ドンフーゴム[DPR]■■■

＜2013年第1四半期業績(連結)＞
・売上高：2280億ドン(約11億円、前年同期比▲24.2％減)
・ゴム販売量：3431t(前年同期比▲16.1％減)
・平均販売価格：1t当たり6200万ドン(約30万円、前年同期比▲11.9％低下)
・税引後利益：700億ドン(約3億4000万円、前年同期比▲28.4％減)

＜2013年業績見通し(アナリスト予想)＞
・売上高：1兆4070億ドン(約68億円、前年比+1.5％増)
・税引後利益：5210億ドン(約25億2900万円、前年比+1.5％増)
・1株利益(EPS)：1万2111ドン(約59円)
・株価収益率（PER)：4.5倍
・株価純資産倍率（PBR)：0.9倍
・現金配当：1株3000ドン(約15円)

同社はカンボジアのクラチエで面積1万ヘクタールのゴム栽培案件を実施している。
現在までに面積6200ヘクタールの土地にゴムの木を植樹した。同案件による売上高及び
利益を2015年から計上する予定。

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04. サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「魔法のチョーク」です。

ベトナムの家は家の中に蟻さんがよくうろうろしています。

来る時はただの水にもたかるし、来ない時は甘いものを置いていても
全く近寄らない不思議な蟻さんたちです。

でも、ちょっと置いて後で食べよう、飲もうとしたら蟻さんの群れ・・
という被害を避ける為にチョークで線を引くと・・アラ不思議。

蟻さん入りたくても入らない。

（photo by ongbatman）

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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